介護保険改正のたびに、増加する事務作業の大変さにより、仕事に追われ、疲れやだるさがとれないという問題が生じている人が多くいます。
介護保険改正以降、介護保険申請に伴うケアプランの作成や実施記録など、記録しなければならないものが増加しています。毎日の忙しい業務の中で、その時間を確保してやりくりしていくうちに、ストレスを抱えている人は多いです。
多くの介護職が、残業をして、書類整理に追われています。
加えて、老人ホームなどでは、夜勤や遅出勤といった不規則な勤務が心身の負担になることもあります。
疲労感やだるさというのは、身体的ストレス反応です。
これは、仕事の忙しさが体に出ているということです。
この時点で休養を取るなどしないと、さらに体に負担がかかり、介護職の職業病ともいわれる腰痛や別の身体症状が出ることもあります。
また、ダラダラ休みを過ごしてしまうというのは、気分が乗らない、面倒という心理的ストレス反応です。
さらに、利用者とのかかわりに楽しさを感じなくなってくると燃え尽き症候群になる危険性もあります。
解決策としては、休養とバランスのいい食事で体力を回復させることをベースに、マインドフルネスのボディスキャンを習慣化し、痛みや不快感を外に出して体を浄化するイメージを持つようにします。
また、生活のリズムをつくり、休日は気分転換を図ることが大事です。
加えて、周囲へ相談して、仕事への意欲を取り戻していくことも重要です。
それでも難しい時には、早急に医療機関など社会資源を活用していくことも大切になります。
ストレスを甘く見ると危険ですので、このようなサイト(http://kaigo-stress.com)で自分が当てはまるか確認してみるのもいいでしょう。